1. かんたん車査定ガイド >
  2. 自動車評論家 >
  3. 電気自動車と燃料電池車の違いやメリットについて!

電気自動車と燃料電池車の違いやメリット!

自動車評論家 松下 宏

自動車評論家として、長年活躍している松下宏さんが、
電気自動車と燃料電池車とハイブリット車のメリットやデメリットを解説!
今後どちらが普及するかなど徹底的に解説。

電気自動車と燃料電池車のメリット・デメリット

メリット デメリット
電気自動車 直接有害な排出物を出さないのが良く、※ゼロエミッション車である。 条件によって航続距離は異なるが、東京から箱根まで、100kmくらいの距離を走るためにも途中で充電が必要になる。
燃料電池車 燃料電池車は水素と酸素を反応させるだけなので、排出物は無害な水だけである。 水素スタンドがまだごくわずかしか接地されていない。
使い方が限定される面がある。
ハイブリット車 普通のクルマと同じように使えて燃費が良い。
満タンで1000km以上走れるハイブリッド車も多い。
価格が高めになるのがハイブリッド車のデメリット
モーターや電池を搭載することで価格はかなり高くなる。

※走っている最中に二酸化炭素を全く排出しない自動車のことを言います。

クルマの今後を考えると、ますます電気の力を借りて走るようになるのは間違いない。
その究極の形とされるのが電気自動車と燃料電池車だ。
電気自動車はすでにi-MiEVやリーフなどが販売されているのに対し、水素を使って発電して走る燃料電池車は年内にもトヨタが発表・発売すると見られている。

電気自動車も燃料電池車も走ることで直接有害な排出物を出さないのが良いところ。
ゼロエミッション車である。
燃料電池車は水素と酸素を反応させるだけなので、排出物は無害な水だけである。

ただ、どちらも価格が高い。
電気自動車は電池代が高いし、燃料電池車は燃料電池そのものや二次電池の価格が高いため、当面は電気自動車のさらに2倍くらいの価格で売られることになりそうだ。
価格は補助金などによって多少はカバーされるものの、普通のユーザーが普通に乗り換えるところまではいかない。

電気自動車のデメリットは航続距離が短いことだ。走行条件によって航続距離は異なるが、東京から箱根まで、100kmくらいの距離を走るためにも途中で充電が必要になる。
急速充電器の普及が進められているが、それでも充電する手間自体が余分にかかる。

なので、電気自動車は距離を走るためのクルマではなく、深夜に充電した電力で昼間のうちに近場を走るだけの限定的なクルマと割り切って考えるしかない。

燃料電池車は水素を燃料として走るため、水素を充填する必要があるが、水素スタンドがまだごくわずかしか接地されていない。
1回充填すれば数百kmの距離を走れるので、電気自動車に比べたら格段に有利だが、充填スタンドのない地区もあるので、使い方が限定される面がある。

ハイブリッド車のメリット・デメリット

日本ですでに環境性能車として理解され、普及が進んでいるのがハイブリッド車だ。
「トヨタ」を始め、「ホンダ」、「日産」、「スバル」、「三菱」、「マツダ」などがハイブリッド車を販売している。

ハイブリッド車は普通のクルマと同じように使えて燃費が良いのが良いところ。
電気自動車のように充電をする必要はなく、ガソリンを給油するだけで走れる。
ガソリンスタンドのインフラは進んでいるので、航続距離などを心配する必要がない。
そもそも燃費が良いので満タンで1000km以上走れるハイブリッド車も多い。

価格が高めになるのがハイブリッド車のデメリットだ。以前に比べたら割高感は解消されてきたが、それでもガソリン車に比べると、エンジンに加えてモーターや電池を搭載することで価格はかなり高くなる。

今では、多くの人が環境性能車としてファッションでハイブリッド車を選んでいるような面があるが、少なくとも年間に1万km以上、ライフサイクルで10万km以上走る人でないとハイブリッド車を買う意味はない。

また燃費が良いといっても、一定程度に有害な排出物を出している。電気自動車や燃料電池車に比べると、ハイブリッド車がやや弱いのはこの部分である。

電気自動車と燃料電池車どちらが、普及するのか

電気自動車or燃料電池車

電気自動車には航続距離の不安がつきまとうので、広く普及することは考えられない。
昼間に近場だけを走るなど、限定的な使い方をするユーザーに限られると思って良いだろう。

技術的に大きなブレークスルーがあって、性能が2倍、価格や容積、重量などがそれぞれ半分になるようなことがあれば一気に普及が進むだろうが、そんな技術的な進化は考えにくい。
純粋な電気自動車には目がないと思う。

電気自動車が生き残るには、発電用にエンジンを搭載するプラグインハイブリッドやレンジエクステンダーなどの形が必要である。
これだとエンジンが回っているときには一定程度に排出物を出すことになるが、航続距離が延長されるので実用性が出てくる。
使い勝手を高めにはこうするしか生き残る道はない。

燃料電池車は長期的には普及が進むと考えられるが、相当に時間がかかるだろう。燃料電池車のコストダウンを進めて普通のクルマと変わらないような価格で売れるようにしなければならないし、水素供給のインフラ整備も進まないと燃料電池車が普及するのは難しい。

この先、10年くらいまではプラグインハイブリッドやレンジエクステンダーのほうが先行して普及し、10年から20年くらいのスパンで考えると燃料電池車が普及していくことになると思う。

いつ頃、「電気自動車」もしくは「燃料電池車」に買い替えるといいか?

いつ頃買い換え?電気自動車への買い換えは考えられない。
クルマとしての実用性に欠けるからだ。
またプラグインハイブリッドやレンジエクステンダーにしても、買うユーザーを選ぶところがある。
いずれも自宅に充電設備を設けられる人しか買えないからだ。

現状では集合住宅住む人が買うのは事実上無理で、戸建て住宅に住むような人でないと買えない。その意味で、電気自動車だけでなく、プラグインハイブリッドやエクステンダーも大きな課題を抱えている。

プラグインハイブリッドやレンジエクステンダーの経済性はかなりリアリティが出てきているので、充電設備を設けられる人なら、すでに買って良いタイミングにある。

燃料電池車はトヨタが年内にも発売し、ホンダが年度内に、日産が来年くらいに販売する計画がある。普通のユーザーはこれが出揃った段階で購入を検討することになるが、価格などを考えると当面は買えない。

各社の製品が出揃って、さらに一定程度に販売が進み、コストダウンされた後の次期モデルくらいから一般のユーザーが燃料電池車の購入を考えるタイミングになると思う。
数年から10年くらい先のことと考えられる。

その間には水素供給のインフラ整備も進むだろうから、それと合わせて購入を検討したら良い。自宅の近くに水素充填スタンドがないと買うのは難しいからだ。

買取ランキング

ガリバー

スズキ ワゴンR

スズキ ワゴンR

大人気の軽自動車、ワゴンR! 特に売れているグレードは「スティングレー」「FXリミテッド」になります。査定額にも期待!

ホンダ フィット

ホンダ フィット

コンパクトカーとして人気のフィット! フィットの中でも、標準モデルの「13G」が売れ筋です! 買取価格にも期待できそうです。

ダイハツ ムーヴ

ダイハツ ムーヴ

中古車の中でも人気が高い、ムーヴ! ボディカラーでは、「ブラック」や「パールホワイト」の人気が高いです。

自動車評論家が教えます!

車のあれこれ調査!

PR特別企画

自動車ローン

中古車査定の基礎知識

PAGE TOP